FXを始めたころ、僕は口座をひとつしか持っていませんでした。「複数持つのは管理が面倒そう」という理由だけで、ずっとDMM1本で動かしていました。
それが変わったのは、資金が少しずつ増えてきたタイミングです。スキャルのエントリーと、新しい手法の検証を同じ口座でやっていると、成績がごちゃ混ぜになって何が効いているのか分からなくなる。それが口座を分けた一番の理由でした。
口座を分ける前に知っておくこと
最初からやみくもに分けるのはおすすめしません。資金が少ないうちは、1口座に集中させた方がロットを張れます。大きいロットはそのぶん負けたときの損失も大きくなるので、まず無理のない資金でトレードすることが先決です。
個人的な目安として、1LOT取引できる証拠金10万円が手元に用意できてから、少しずつ使い分けを考えるのがいいと思っています。まずはこのくらいの資金を1口座に集めて、慣れてきたら広げていくイメージです。
口座を複数持つと決めたら、成績を把握しやすい口座を選ぶことが大事だと個人的には思っています。手法別に口座を分けても、成績が見えにくければ意味がない。損益・RR・勝率をダッシュボードで一目確認できる口座かどうかを、選ぶときのひとつの基準にしています。
口座開設はまとめて済ませてしまうのが楽です。どの口座も本人確認書類の提出や個人情報の入力が必要なので、まとめてやっておくと後から「やっぱりあの口座も使いたい」となったときにすぐ動けます。
いまの僕の使い分けはこうなっています。
| 口座 | 用途 |
|---|---|
| DMM FX | メイン取引(スキャル中心) |
| GMO FXネオ | サブ取引・小ロット検証 |
| ヒロセ通商 | 経済指標確認(番外編・中級者以上向け) |
DMM FX|メイン取引口座
一番長く使っているのがDMM FXです。FX歴10年のうち、スキャルのメイン口座はずっとここです。
取引応援ポイントのお得感
取引するたびにポイントが貯まり、FX口座残高へのキャッシュバックに交換できます。スキャルは取引回数が多いので、気づかないうちにポイントが溜まっていてお得感があります。
約定環境への安心感
値動きが激しい場面では約定できなかった、というケースは正直あります。ただ、著しく不利なレートで約定されるという経験はありません。スキャルは数銭を狙う取引なので、この安心感はメイン口座を選ぶうえで自分には大事な要素でした。
取引通信簿で成績を一元管理
取引通信簿というダッシュボード機能があり、損益・RR・勝率が一目で確認できます。手法別の成績を把握するのに使っていて、複数口座で管理するなら成績管理機能が揃っているかどうかは地味に重要なポイントです。
資金もここに集中させています。1LOTの取引であれば証拠金10万円程度あると動きやすい。まずはここに資金を集めて、慣れてきたら少しずつサブ口座に分けていくイメージです。
GMO FXネオ|サブ取引・小ロット検証口座
DMMをメインに据えながら、サブ口座として使っているのがGMO FXネオです。個人的にDMMの次に使い勝手がよかったのがGMOで、トレードスタイルによっては最初の1口座にしてもいいと思っています。
0.1LOTから小ロットで入れる
GMOを選んだ一番の理由は、0.1LOTから取引できることです。新しい手法を試したいとき、検証段階で大きいロットを張るのはリスクが高い。GMOなら小さいロットで実際の相場に入れるので、感覚値ではなく実際の約定環境で手法を試せます。分割でポジションを積み上げたいときにも使いやすいです。
GMOプレミアムチャートのTickチャートが優秀
チャートツールも気に入っています。GMOプレミアムチャートは複数の時間足をコンパクトに並べて表示でき、エントリー前の値動きの確認に使っています。特にTickチャートは細かい値動きが見やすく、スキャルのタイミングを計るのに重宝しています。口座開設で条件なく使えます。
FXトレード日記で成績管理
DMM同様、FXトレード日記という成績管理機能があります。RRや損益を一目で確認できる仕様で、手法別の成績をDMMと並べて管理しています。複数口座を持つなら、こういった機能が両方に揃っているのが理想です。
口座開設のハードルも低いので、まずチャートだけ試してみたいという人にも入りやすい口座だと思います。
番外編:ヒロセ通商|経済指標確認・中級者以上向け
最後に、少し毛色の違う口座を紹介します。ヒロセ通商のLION FXです。
ロイター経済指標速報のためだけに持っている
ではなぜ口座を持っているのか。目的はひとつで、ロイター経済指標速報を使うためです。経済指標の結果をほぼリアルタイムで確認できるツールで、口座があれば条件なしで無料で使えます。X(旧Twitter)で発表直後の数字を探していた頃と比べると、速さと正確さが段違いでした。
経済指標の発表時にトレードを狙うスタイルの方には、このツールの恩恵はより大きいと思います。指標時の値動きを正確に把握したうえで入れるなら、ヒロセはその環境が整っている口座です。
ロイター経済指標速報の詳しい使い方は、こちらの記事で解説しています。
オリジナルグッズがもらえる
ヒロセには取引高に応じてオリジナルグッズがもらえるキャンペーンがあります。僕は卓上のFXカレンダーと、親子丼・カレーのレトルト食品をもらった経験があります。カレンダーはトレードしながら手元に置いていて地味に重宝しました。レトルトは忙しいトレーダーには素直にうれしい特典です。グッズの種類はキャンペーンによって変わるので、詳細はヒロセ通商の公式サイトでご確認ください。
まとめ
| 口座 | 用途 | こんな人向け |
|---|---|---|
| DMM FX | メイン取引 | ポイント還元・約定環境・成績管理を重視したい人 |
| GMO FXネオ | サブ取引・検証 | 小ロットで手法を試したい・チャートにこだわりたい人 |
| ヒロセ通商 | 指標確認(番外編) | 経済指標を狙ってトレードする中級者以上 |
口座を分けることは、トレードの「仕訳」をすることだと思っています。何がうまくいって何がうまくいっていないかを、口座単位で把握できるようになると、改善のサイクルが回りやすくなります。ただし分散は資金が育ってから。まずは1口座に集中して、慣れてきたら少しずつ広げていくのが、個人的には遠回りのようで近道でした。
※本記事は管理人個人の体験と考え方をまとめたものであり、特定の口座・手法の利用を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。掲載している口座情報は執筆時点のものです。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。