FXをやめた。またはやめようとしている。
この記事は、そのどちらの人にも向けて書いています。
先に結論を言うと、やめることは悪いことではないと思っています。むしろ、やめる決断ができる人のことを、僕は尊敬しています。
ある日、仲間が姿を消した
FXのコミュニティで、一緒に切磋琢磨していたメンバーがいました。
月の最高収支を更新したという報告をしていて、取り組む姿勢も前向きで、やり取りも丁寧な人でした。「この人は成功しそうだな」と、本気でそう思っていました。
ところがある日、「しばらくFXから離れることになりました」という一言を残して、姿を消しました。
インターネット上のコミュニティなので、プライベートの事情は何も知りません。勝てなくなったのか、資金が減ったのか、他に必要なことができたのか。理由は分かりません。でもそのとき、FXは本当に厳しい世界なんだと、強く感じました。
FXでは、ある程度の証拠金を口座に入れていないと勝負ができません。その資金を守りながら、勝ち続けなければならない。頑張っていても、続けられなくなる瞬間は誰にでも来るかもしれない。それを改めて実感した出来事でした。
自分が一番やめたくなったとき
自分にも、本気でやめようと思った瞬間があります。
証拠金が大きく減って、取り返せる見込みがないと感じたときです。失った資金はもう戻らない。その絶望感に心を支配されて、もう一度立ち上げるには、すごくハードルが高かった。
取り返そうとする思考がいかに危険かは分かっていた。でも、絶望の中でその感情を手放すことは、頭で理解しているのとまったく別の話でした。
それでも立ち上がれたのは、この世界には夢があるからです。何年かかっても退場せずにコツコツ利益を積み重ねることができれば、大きな成功を掴める。その可能性だけが、あのときの自分を動かしていました。
やめることは、負けではない
FXをやめることは、悪いことではないと思っています。
むしろ、やめる決断ができる人は、損切りができる優秀な人だと思っています。自分の状況を客観的に見て、今は引くべきだと判断できる。それは、トレードで一番難しいことと同じ能力です。
自分はやめることができずに、この世界にしがみついています。なぜなら、そこには夢があるからです。でもそれは、「続けることが正解」という意味ではありません。
FXトレーダーの末路の記事でも書きましたが、末路を決めるのは相場ではなく自分自身です。やめる選択も、続ける選択も、どちらも自分が決めるものです。
後悔のない選択を
尊敬するトレーダーの平井さんの言葉に、「誰かの夢にロングを」というものがあります。
本気でFXに向き合っている人のことを、僕は応援しています。続ける人も、やめる人も、どちらも本気だからこそその選択ができるのだと思うから。
現実と向き合ったうえで、後悔のない選択をしてほしい。それだけです。
この記事を読んで、自分はどうしたいかが少しでも見えたなら、それで十分だと思っています。
※本記事は管理人個人の体験と考え方をまとめたものであり、特定の行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。