FXのツールは種類が多く、何を使えばいいか迷いますよね。
僕が10年かけてたどり着いた答えは、「1つのツールで全部やろうとしない」ことです。目的別にツールを使い分けることで、判断がブレにくくなりました。今日は実際に使っている3つのツールを、体験談ベースで紹介します。
① TradingView——大局判断用(無料プラン)
TradingViewはブラウザで動くチャートツールです。僕はChromebookでトレードしているので、MT4のようなインストール型のツールは使えません。ブラウザで完結するTradingViewは、その点でも選択肢として自然でした。
無料プランで使っています。無料プランにはレートに数秒の遅延があります。これはリアルタイムのトレードには使えません。ただ、大局的な判断には十分です。
4Kモニターに5分足を表示している理由
僕の使い方は、4Kモニターにドル円の5分足を表示させることです。
4Kを使う理由は、デスク環境の記事でも書いたように、なるべく長い期間の高値・安値を視覚的に確認できるようにするためです。解像度が高いほど、1画面に表示できるチャートの範囲が広くなります。
5分足を選んでいる理由は、1分足より少し広い範囲でチャートを見たいからです。スキャルピングは1分足でエントリーしますが、その前に5分足で大局の方向性を確認しておく。TradingViewはその「一段上から見る」役割を担っています。
数秒の遅延があるからこそ、リアルタイムの動きに引っ張られず、落ち着いて大局を見られるとも言えます。無料プランの制約を、逆に活かしているイメージです。
② GMOプラチナチャート——リアルタイムのトレード用
実際のエントリーの瞬間に見ているのは、GMOクリック証券のGMOプラチナチャートです。リアルタイムで動くチャートでなければ、スキャルピングの判断には使えません。
気に入っている理由は2つあります。
一つ目はTickチャートです。1分足より細かい値動きをリアルタイムで確認できます。スキャルピングのエントリータイミングを計るのに、これが非常に役立っています。
二つ目は複数時間足をコンパクトに表示できる点です。TradingViewで大局を確認した後、GMOプラチナチャートで細かい値動きを見る。この2つが連携することで、大局と短期の判断を分けて考えられるようになりました。
GMOクリック証券の口座を開設すれば、条件なしで無料で使えます。口座開設の手間はありますが、このチャートのためだけに持つ価値はあると個人的には思っています。
③ 取引通信簿——毎日の振り返り用
DMM FXの取引通信簿は、トレードの記録・振り返りに使っています。毎日確認しているのは主に2つの数字です。
ペイオフレシオ(リスクリワード)
ペイオフレシオとは、負けトレードの平均損失額と、勝ちトレードの平均利益額の比率で算出する数字です。1以上であれば損小利大が機能しているということを意味します。トレード手法が固まっていれば、この数字は大きく上下しません。
だから逆に言えば、ペイオフレシオが急に変動しているときは、自分のトレードの質が変わっているサインです。感情的なエントリーが増えていたり、基準がブレていたりすることが多い。毎日確認することで、自分のトレードの「再現性」が保たれているかをチェックしています。
勝率は「一喜一憂しない」ために見る
勝率は、相場の状況によって大きく変わります。ボラが高い日は勝ちやすく、低い日は勝ちにくい。だから1日単位の勝率に一喜一憂しても意味がありません。
勝率を確認するのは、「今日の相場は自分のスタイルに合っていたか」を振り返るためです。ボラが低い相場でエントリーを増やしていなかったか、取り返そうとして基準を下げていなかったか——そういった確認のために使っています。
数字を見るのは、結果を評価するためではなく、自分のトレードの質を確認するためだと思っています。
まとめ:3つのツールの役割
| ツール | 役割 | 使うタイミング |
|---|---|---|
| TradingView(無料) | 大局判断 | トレード前・相場の方向性確認 |
| GMOプラチナチャート | リアルタイム判断 | 実際のエントリーの瞬間 |
| 取引通信簿 | 振り返り・質の確認 | 毎日のトレード後 |
3つのツールはそれぞれ役割が違います。1つで全部やろうとすると、大局と短期の判断が混ざって迷いが生まれやすくなります。目的を分けることで、それぞれの判断がシンプルになりました。
ツールを増やすことが目的ではありません。自分のトレードに必要な判断を、それぞれ最適な形でサポートできているかどうかが大事だと思っています。
※本記事は管理人個人の体験と考え方をまとめたものであり、特定のツールや口座の利用を推奨するものではありません。掲載している情報は執筆時点のものです。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。