FXの口座は複数持つべきか——この疑問に、結論から答えます。
本気でトレードするなら、複数口座を持つべきです。デメリットはほぼなく、むしろ持たないことのデメリットの方が大きいと考えています。
複数口座を持つデメリットはあるか
「複数口座を持つと管理が面倒では」とよく言われます。でも実際には、メイン以外の口座は全額出金すれば、管理コストはゼロになります。
FX会社の口座は、急がなければ1週間以内に無料で出金できます。使わない口座は資金を全額出金しておけば、残高ゼロの状態で保有するだけ。維持費用もかかりません。
「口座が多いと管理が大変」は、複数口座に資金を分散させている場合の話です。使わない口座の資金は出金しておく。それだけで管理の手間は消えます。
なぜ複数口座が必要なのか——スプレッドの話
本気でトレードするなら、複数の口座を自分で開設して、どの口座が一番有利な環境でトレードできるかを検証すべきだと思っています。
具体的な例で考えてみます。
仮に、特定の時間帯だけスプレッドが大幅に縮小するキャンペーンを実施しているFX会社があったとします。一方、別の会社の通常スプレッドは0.2銭です。この2つの口座があるとき、あなたはどちらでトレードしますか。
スプレッドは、エントリーするたびにかかる実質的なコストです。0.2銭という数字は小さく見えますが、ロット数と取引回数が増えれば、積み重なりは無視できなくなります。
| ロット数 | スプレッド0.2銭のコスト(1回) | 1日10回のコスト |
|---|---|---|
| 1ロット | 約20円 | 約200円 |
| 10ロット | 約200円 | 約2,000円 |
| 100ロット | 約2,000円 | 約20,000円 |
これが0になる口座があるなら、その口座を使わない理由はありません。口座選びは、トレード環境そのものを選ぶことです。
スプレッドだけでなく、約定のスムーズさ、値動きが激しい場面での挙動など、口座ごとに様々なクセがあります。それを自分の目で確かめるには、実際に複数の口座を持って比較するしかありません。
FXで勝つのは簡単ではありません。だからこそ、口座選びも本気でやらなければいけない。できるだけ多くの口座を自分の目で見て、有利な口座を確信を持って使えるくらいでないと、と思っています。
会社員のうちに開設しておくべき理由
これは自分の体験から強くお伝えしたいことです。
FX口座の開設には審査があります。そして、フリーランスや専業トレーダーは、会社員と比べて審査で不利になる場合があります。収入の安定性が審査基準の一つになるためです。
僕はFXを始めた頃は会社員でした。その頃に国内のFX会社の口座を10社以上開設しました。今フリーランスとして働いている立場からすると、あのとき開設しておいて本当によかったと思っています。
適切な口座数は2〜3社——自分の「一軍」を作る
口座数は多く持つほど検証の幅が広がりますが、実際にメインで使う口座は2〜3社あれば十分だと思っています。
自分で使い比べて吟味した口座だけで、一軍チームを組む。スプレッド・約定環境・ツール・使い勝手——これらを自分の目で確かめて、「この口座は自分のトレードに合っている」と確信を持って使える2〜3社に絞り込む。それが最終的な答えだと思っています。
「どの口座がおすすめですか」とよく聞かれます。でも正直、特定のFX会社を押して宣伝することは自分のスタンスに合いません。自分の体験談でしか語れないし、自分が正しいとも限らない。口座選びは、最終的には自分で考えて決めてほしいと思っています。
僕自身の口座の使い分けについては、こちらの記事で詳しく書いています。参考程度に読んでもらえれば。
まとめ
| テーマ | この記事で伝えたかったこと |
|---|---|
| デメリット | 使わない口座は全額出金すれば管理コストゼロ |
| なぜ複数必要か | スプレッド・約定環境の差を自分で検証するため |
| 開設のタイミング | 会社員のうちに。審査通過率が変わる |
| 適切な口座数 | 2〜3社。自分で吟味した一軍でチームを組む |
口座選びも、トレードの一部です。本気で向き合ってほしいと思います。
※本記事は管理人個人の体験と考え方をまとめたものであり、特定の口座の利用を推奨するものではありません。掲載している情報は執筆時点のものです。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。